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    転載情報:たんぽぽ舎です。【TMM:No1079】◆地震と原発事故情報その64◆

    たんぽぽ舎です。【TMM:No1079】 転送歓迎 ◆ 地震と原発事故情報 その64 ◆ 5つの情報をお知らせします(5月10日) 1. 浜岡原発止めても電気は大丈夫です 2. 「浜岡以外は心配ない」菅発言は暴論 3. 5月22日(日)反原発自治体議員と市民の 連盟結成集会に集まろう 4. 東電前ライブ(5月8日)の報告 5. 城南信用金庫に預金に行ってきました―読者から ★1 浜岡原発止めたら、電気は足りなくなるの? 大丈夫です。心配ご無用!電気は余るほどあります。 電気の消費量がもっとも多いのは、真夏のウィークデイの昼間、ほんの数時間。 その時間帯でさえ、浜岡原発がなくても十分電気はまかなえます。 中部電力自身がそれを公表しています。 真夏や昼間の時間帯でなければ、なおさらもっとたくさん余っているのです。 【その例】 今年3月23日に中部電力が発表した「『平成23年度電力供給計画』の策定につい て」の資料から、次のことがわかります。 「中部電力の真夏の電力供給力」、2010(H22)実績では、 ・ 浜岡原発ありの場合:2916万kw ・ 浜岡原発なしの場合:2692万kw ・ 上2つに対して、真夏の最大電力:2621万kwです。 さらに2011(H23)年度予想では、 ・ 浜岡原発ありの場合:2999万kw ・ 浜岡原発なしの場合:2637万kw ・ 上2つに対して、真夏の最大電力:2560万kw (注:浜岡原発の設備容量は発電端で計算〈3,4,5号機合計361.7万kw〉) <データの出典> 今年3月23日に中部電力が発表した「『平成23年度電力供給計画』の策定につい て」 http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3152622_6926.html の「添付資料1:平成23年度「電力供給計画」概要の[表3]最大電力需給計画 (送電端)」 http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/__icsFiles/afieldfile/2011/03/23/032303.pdf ★2 菅首相の不勉強と間違い=「浜岡以外の他の原発は心配ない」は暴論 首相は「浜岡は特別」、「他の原発には停止を要請しない」という。 これは全くの不勉強と間違いだ。地震予知連の前会長の大竹政和東北大名誉教 授ほか、多くの指摘がある。日本は地震国ゆえ、どこの原発にも一定のリスクが ある、と。巨大地震は東海地震だけではない。危ない原発は浜岡だけではない。 例えば「新潟中越沖地震のように知られていない活断層でも突然、M7以上の地 震が起きている。どこで地震が起きてもおかしくない国で、心配のない原発があ ると言えるのか」? 柳田真 ★3「反原発自治体議員連盟」結成集会―市民と議員あつまれ 福島第一原発事故は人災。第二の事故を防ぐため、原発を廃絶するため、今、私 たちは行動します。心ある市民の方、議員の方ご参集を!! 日時:5月22日(日) 午後1時30分から4時30分まで 会場:全水道会館(東京千代田区・地図参照) http://www.tokyo-csw.org/comittee/kenshuu_2004_0610b.html 内容:第1部 規約・行動計画・会費・組織・役員・その他の決定と確認 第2部 記念講演・菅井益郎さん『飯舘村を調査して』 (國學院大教授・市民エネルギー研究所) ※7月17日・18日 静岡・浜岡行動(予定) ★4 東電前ライブ(5月8日)の報告 5月8日にはいつも行われている東電前アクションの番外編として、晴天の中、 東電前ライブを通して東電本社前にて抗議を行いました。 普段からライブはやっていたにもかかわらず、開催当日に法的根拠もなく警察が 路上ライブは禁止と言ってきて、出だしは難航したかのように見えましたが、ス タッフや法律に詳しい参加者の対応により、なんとかできる分だけやろうという ところまでこぎつけ、ライブは始まりました。 最初はしっとりムードの歌からはじまりました。 歌詞に含まれるメッセージには原発にかかわらず、人が生きていることについて のメッセージもありました。 最初は250人くらいでしたが、徐々に人は増えていき、それにつれてテンポと ノリがいい曲になっていきました。 その中で特に「命が」を歌ってくれたバンドのときには、老若男女リズムに合わ せて踊ったり、跳ねたり、跳んだり、手拍子したり、一緒に歌ったりと、みなが 一体になって原発の電気よりも原発によるお金儲けよりも命が大事というのを歌 を通して強調することで、東電に対して抗議することができました。ちなみにこ の歌が行われていた時間には、東電内で定例会議が行われていたそうです。 歌の合間に「原発反対」のシュプレッヒコールをあげたり、東電に対しての口 頭で訴えたり、曲に乗せた「原発反対」のシュプレッヒコールをみんなで歌った りもしました。 途中、ライブに興味を持った通りすがりの人が話しかけて来たり、通りすがり で盛り上がっているのを見て飛び入り参加してくれた人たちもいたりして、全部 で300人ちょっとくらいの人数は集まりまり、ライブもすべて行うことができて、 大盛況のうちに幕を閉じました。 今回はライブ出演者が殺到し、出演できなかったバンドがあふれてしまったが ために、第二弾、第三弾ももしかしたらやるかもしれません、なんて話も主催者 から出ています。 スタッフや参加されたみなさま、お疲れさまでした。いいライブと抗議をあり がとうございました。(N子) ★5 城南信用金庫に行ってきました。(メルマガ読者M子さんより) メールをいつも有難うございます。昨日、今日と2つのことをしました。 まず脱原発をうたっている城南信用金庫に2回目の預け代えをしてきました。 定期預金は通帳でなく証書なので、その都度銀行に行く必要があります。 普通預金は地元の信用金庫、郵便局のATMが使えます。 庶民の僅かなお金ですが、少しでもお金の流れを大手銀行から地元の信用金庫 や地方銀行に変えていくことが、大事ではないかと思います。S銀行からおろす 時、「あなたのところでは東電にどの位融資していますか?」とか、「脱原発に 向けて何かしていますか?」と聞くと窓口の人は他の人に聞きに行き、「うちで は何もしていません」と答えていました。 次に今日の話を。 高木文部科学大臣の事務所に福島の子供達のことを、電話で聞いてみました。 高木さんは選挙区は長崎、三菱重工業の組合から議員になった人です。事務所の 男性に子供の20シーミリベルト問題について「私は大変心配しています」と言っ たところ、「校庭の土を入れ替えている」、「自然界にも放射能があるし、CTス キャンの放射能も高い」など、どこかで聴いたことばかり出てきます。 「5月2日の市民グループと文科省の交渉の回答はどうなっていますか、撤回 したのですか?」と問うと「その場に文科省の誰が出ていたのか?」と言う位で 知らないのです。 「交渉の様子はネットで見られるし、もっと勉強してください。」と申し上げ ました。話の途中でガチャ切りされました。 ガチャ切りのバトンをどなたか受け継いでください。 電話を掛けましょう。 高木義明事務所 TEL:03-3508-7420 FAX:03-3508ー5757 です。 M子 ─────────────────────────────── ☆電子メール(Eメール)送ります たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を発信しています。 ご希望の方はご自身のEメールアドレスと氏名をたんぽぽ舎あてに 送ってください。登録できしだい発信致します(無料)。 たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net ●携帯のアドレスへは、1回の容量が多いためか配信されない例があります。 ─────────────────────────────── たんぽぽ舎 たんぽぽ舎は、月曜~土曜- 13:00~20:00のオープンです。 日曜・休日は、お休みです。 〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797 HP http://www.tanpoposya.net/

    転載情報:たんぽぽ舎です。【TMM:No1077】◆ 地震と原発事故情報 その62 ◆

    たんぽぽ舎です。【TMM:No1077】 転送歓迎 ◆ 地震と原発事故情報 その62 ◆ 5つの情報をお知らせします(5月7日) ★1 渋谷周辺で超巨大デモ! ★2 話ははっきりさせなければならない。 被曝線量その2 山崎 久隆 ★3 地球温暖化CO2主因説に疑問・批判が続々 ★4 バラの花がひどい奇形-放射能が原因か? ★5 赤ちゃん抱いて、たんぽぽ舎にボランティアに ★1 渋谷周辺で超巨大デモ! 雨天にもかかわらず、多数が参加 たんぽぽ舎も多数参加。横断幕、ビラまきマイクでの宣伝などで活躍しました。 (詳細は次号) 次回は6月11日(3月11日から3ヶ月目)に全国100ヶ所100万のデモを予定。 東京の取り組みの詳細も近日お知らせします。 ★2 話ははっきりさせなければならない。 被曝線量その2 山崎久隆 原子力関連法令により、放射線被曝限度はどのように規定されているだろう か。 「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律施行規則の一部を改 正する総理府令」平成12年10月23日総理府令第119号 「放射線を放出する同位元素の数量等を定める件」平成12年10月23日科学技術 庁告示第5号 厚生労働省管轄 「医療法施行規則の一部を改正する省令」平成12年12月26日厚生省令第149号 「労働安全衛生規則及び電離放射線障害防止規則の一部を改正する省令」平成 13年3月27日厚生労働省令第42号 これら法令により定められている被曝限度は ■実効線量限度 (1)100mSv/5年(5年間に100ミリシーベルトまでの被曝、単年度あたり 20ミリシーベルト相当になる) (2)50mSv/年(毎年50ミリシーベルト、ではなく、年あたり50ミリシーベ ルトであり、5年で100ミリシーベルトまでの被曝に拘束され る。二年間50ミリシーベルトの被曝をしてしまうとその後3年間 は被曝労働が出来なくなる) (3)女子については5mSv/3月 (4)妊娠中である女子1mSv (管理者が妊娠と知ったときから出産までの間につき) ■等価線量限度 (1)目の水晶体150mSv/1年 (2)皮膚500mSv/1年 (3)妊娠中である女子の腹部表面2mSv(上記(4)の期間中) ■緊急作業に係る線量限度 放射線業務従事者(女子*を除く)の線量限度は実効線量について100mSv、目 の水晶体の等価線量について300mSv及び皮膚の等価線量について1Svとする。 (女子:妊娠不能と診断された者及び妊娠の意思のない旨を使用者等に書面で 申し出た者を除く。) である。これに対してさえ、これまで緩すぎるという批判をしてきたのが前回 紹介をしたECRR(欧州放射線リスク委員会)だ。この機関は低線量被曝に ついて従来の「定説」を大きく変える考え方を提唱している。それは次の通り だ。 ECRRモデルの特徴 ECRRモデルは次のような特徴を持つ。 (1)100 mSvよりも高い外部被曝の場合においては、現行のICRPモデルによる 防護基準を採用する。 (2)ICRPモデルにおける「吸収線量→等価線量→実効線量」のステップを踏 襲しながら、2つの新たな荷重係数(生物物理学的損傷係数、内部同位体生化 学的損害係数)を導入して、実効線量を計算しなおす。新たな荷重係数を決め るにあたっては、従来考慮されてこなかった新しい人工同位体(プルトニウム など)やホットパーティクルの被曝形態も考慮する。 (3)最新の遺伝学やがん研究によれば、発がんのメカニズムはヒット理論に みられるような「細胞内のDNAの損傷が発がんをもたらす」という単純なもの ではないことがわかってきている。それをふまえた被曝リスクモデルを作る。 (4)低線量内部被曝型の「被曝と疾患の関連」を示す疫学データを詳細にふ まえ、リスク評価の基礎にすえる。(ICRPの論理の逆転ともいえる、疫学重視 の考え方)たとえば、チェルノブイリ事故後の小児白血病の発症では、ミニサ テライトDNAの突然変異などを考慮に入れると、ECRRが見積もる放射線のリス クはICRPの100倍から1000倍にも跳ね上がる。 (5)致死がんのリスク係数としてICRPが採用するのは0.05/Sv(「集団の線 量として1Svを浴びると100人のうち5人ががんで死亡する」だが、ECRRはICRP が用いる「線量・線量率効果係数」を合理的でないとして退けるため、致死が んのリスク係数はICRPの2倍、すなわち0.1/Svとしている。 http://archives.shiminkagaku.org/archives/radiation_001.pdf より ★3 地球温暖化CO2主因説に疑問・批判が続々 ”薄い科学的根拠、温度は上昇していない”他いくつも 東大・渡辺正教授が発表した内容の要旨紹介 柳田 真 ○地球温暖化CO2原因説はおかしい、まちがいだと指摘する学者・研究者がこ のところ多くみられるようになった。その1人渡辺正教授(東大生産技術研究所) が1月12日付の北海道新聞で語った「それって本当ですか=異論な視点」の要 旨を紹介します。 ○氏の「CO2主因説はまちがい」は3つの点から構成されている。第1は科学的 根拠が薄いこと、第2は実際にも地球の温度は上昇していない=横ばいであるこ と、第3はIPCC(気候変動に関する政府間パネル)のデータに正確性がない、 今もIPCCは気温上昇を裏付ける基礎データの公表を拒んでいること、ウソの 発表(1例:ヒマラヤの氷河は35年までに消滅する)すらした。-ということ です。 第1の科学的根拠がない点 あるのは計算機シミュレーションだけ。CPは基礎数字の入れ方でどんなにで も変わる。IPCCが気温上昇を裏付けるデータの公表を拒否していることは、 都合の悪い事実=数字(地球は温暖化していない事実)があるのではないか、と すら柳田は推測する。 第2の地球温度は上昇していないという事実 重大な指摘である。米国アラバマ大などが衛星で測った対流圏中層の気温を分 析したところ、この30年は横ばい。過去10年ほど、中国を筆頭とする新興国 が大量のCO2を大気に放出したはずなのに、なぜかそれがデータ上で出ていな い(気温が上昇していない)。温暖化でないのである。 第3はIPCCが気温データの歪曲をしたりCO2温暖化懐疑派-否定派の排 除工作をしたり(クライメートゲート事件)など。この1件だけでも温暖化説は 崩壊する。 結論はCO2温暖仮説が崩壊した時、市民は必ず科学に白い目を向ける。「反省 と方向転換は早ければ早いほどいい」と結語している。 なお、「なぜCO2主因説が広がったか」の項では、原発推進側の工作が全く記述 されていない。渡辺文の欠陥と思う。 ★4 バラの花がひどい奇形-放射能が原因か? 昨年と一昨年、さくらの花弁調査に参加させていただいた者で、E.Iともうし ます。 その節と、それ以後も、貴重な情報をお送りいただきありがとうござい ます。 さて、さいたま市西区の自宅の庭のバラがさきましたが、ひどい奇形です。場 所はさいたま市内でも西の端っこ。川向うは川越です。やや高台に建つ家で日当 たりのよい(風通しもいい!)庭にさいています。私は現在、大阪の豊中市に放 射能疎開していますが、残った家族が写真をおくってくれました。バラはアンネ のバラという名前だそうで、6年前引っ越し祝いに頂いたものです。菊のような 花びらは昨年まで、まったく見られませんでした。普通のバラです。 あまりに もすごいので、埼玉、東京の若者や子どもの健康が心配でなりません。 何かの 参考になればと思い、送付させていただきました。ちなみに、朝日新聞の投諸欄 にも写真つきで投書してあります。 ★5 赤ちゃん抱いて、たんぽぽ舎にボランティアに 新宿区のYさんに感謝します。 ○たんぽぽ舎には連日何人ものボランティアがみえています。 それぞれ意欲的な方が多く、とても助かっています。 ○過日、赤ちゃんと小学生の2人をつれて、新宿区のYさんがボランティアにみ え、パソコン打ち等をやっていただき、とても仕事がはかどりました。 ○たんぽぽ舎は殺到する「諸々の事務」をボランティアの協力でなんとかやり切 れています。あつくお礼申し上げます。 ─────────────────────────────── ☆電子メール(Eメール)送ります たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を発信しています。 ご希望の方はご自身のEメールアドレスと氏名をたんぽぽ舎あてに 送ってください。登録できしだい発信致します(無料)。 たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net ●携帯のアドレスへは、1回の容量が多いためか配信されない例があります。 ─────────────────────────────── たんぽぽ舎 たんぽぽ舎は、月曜~土曜- 13:00~20:00のオープンです。 日曜・休日は、お休みです。 〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797 HP http://www.tanpoposya.net/

    転載情報:たんぽぽ舎です。【TMM:No1076】◆地震と原発事故情報その61◆

    たんぽぽ舎です。【TMM:No1076】 転送歓迎です ◆ 地震と原発事故情報 その61 ◆ 5つの情報をお知らせします(5月6日) 1.『5月の反原発集会やデモの日程 柳田真』 2.『はっきりさせよう 被曝線量 山崎久隆』 3.『連合(労働組合の全国組織)が原子力政策を凍結(中止)』 4.『サクラ調査の報告書が続々到着』 5.『5月7日(土)渋谷の超巨大デモに参加しよう』 ★1.たんぽぽ舎も賛同・参加する5月の行事・日程 もう、原発やめよう 学ぶ・広げる・デモする ・5月8日(日)「東電前ライブ!この日は音楽でヤルの!」 日 時:5/8(日)15:00~18:00 ※雨天中止です。 場 所:新橋・東京電力本社前(山手線新橋駅日比谷口から徒歩3分) 出演者:Voice Of Militarize(バンド)ほか ~発起人さっちゃんからの言葉、詳細は http://toudenmaeaction.blogspot.com/2011/05/blog-post_01.html ・5月14日(土)13:00~16:30 「事故の原因・東京電力本社へ抗議と申し入れ 終わらせよう原発」 13:30 JR新橋駅SL広場集合-東京電力-中部電力 主催 東電前アクション http://toudenmaeaction.blogspot.com/ ・5月15日(日)開場13:00~16:30 「福島第一原発事故で起きたこと・わかったこと、これからのこと」 会場:明大リバティ-タワ-地下1階 1001室 資料代500円 共催:たんぽぽ舎・大竹財団、市民エネルギ-研究所、現代史研究会 ・5月22日(日)13:00~17:00 「反原発・自治体議員・市民連盟」結成大会 講演、発言:全国の自治体議員、市民の発言 会場:全水道会館(JR水道橋東口2分) 資料代1000円(予定) ・5月27日(金)17:30開場 18:00開会 19:00デモ出発 「くり返すな 原発震災 つくろう 原発のない社会を」 会場:日比谷野外音楽堂 共催:再処理とめよう 首都圏市民のつどい 原発とめよう東京ネット (両団体とも、たんぽぽ舎も構成団体です) ・5月の3回連続学習会 11(水)・19(木)・26(木)いずれも18:45~21:00 「小林公吉さん やさしい学習会 原子力を考える」 『原子力と人間』の著者小林公吉さんを講師に3回講座 主 催:たんぽぽ舎・いろりばた会議 会 場:たんぽぽ舎(JR水道橋駅西口5分) 参加費:3回3000円(書籍含む) *人数把握のため予約制です、FAX・メールでお申込みください。 *「原子力と人間」をテキストとしていただければ、 1回参加も歓迎です。 ・6月1日(水)オープン(予定) 「予告 60畳の常設教室 たんぽぽ 開設」 今のたんぽぽ舎(5F)のすぐ下の4F(60畳の部屋)を借り切り、 原発講座を開催します。 ★2.はっきりさせよう(被曝線量)第一弾。 山崎久隆 ・週刊新潮のデタラメ記事 週刊新潮4月14日号に「あなたが子供だったとき東京の放射能は一万倍」と いう記事が載った。大量被曝時代は今に始まったことではなく、大気圏核実験 をさかんに行っていた1950年代から1970年代のほうがひどかったと言いたいらし い。 国連科学委員会の「放射線の線源と影響」によれば、世界の核実験による世界 被曝線量は累積で2230万人シーベルトであるとされている。 1万人シーベルトあたり4000人のガン死(年齢30歳におけるジョン・ゴフマン の評価)とした場合、約900万人が死亡すると考えられる。一方、低線量被曝の評 価については研究者により大きな差があるため、最も楽観的である国際放射線防 護委員会ICRPの評価ではこの約10分の1になる。それでも約90万人がガンで 死亡する。 低レベル放射線被爆問題の第一人者、アーネスト・スターングラス博士は、 ピッツバーグ医科大学放射線科の放射線物理学名誉教授だ。彼によれば、1958年 から1999年にかけて全米で核実験及び原発の影響で100万人の乳児が死んだとい う。日本でも大気圏核実験が盛んに行われるようになった時期以降、がんによる 死者が急激に増え、現在は死亡原因のトップ、死亡原因の30%はガンである。 現在の年齢60~40歳はまさに大気圏核実験が行われていた時期に生まれた年代 にあたり、ガンによる死亡が多い年代でもある。 チェルノブイリ原発事故の場合は、国連科学委員会の同じ資料によると60万 人シーベルトの長期集団線量になるのでゴフマンの評価を当てはめれば24万人 のガン死に相当する。 いずれも全世界での確率だ。 核実験により全世界は被曝し、その影響で膨大な犠牲が出たが、個々の犠牲 者と核実験の関係が証明できないため、「今から30年前は今日の福島第一原発 の放射能どころではないほど放射能に満ちていたのにたいしたことなかった」 などとデタラメが言える。当時ではなく、今が問題なのに。 ・被曝線量は実行可能な限り低く、低く… さて、福島の集団線量のリスク評価としては少なくても次のように言える。 「100mSvの被ばく量の蓄積で、最大0.5%程度の「発がん」のリスクが上昇し ます。100mSv未満の蓄積による「発がん」のリスクについて、科学者の間で も、一致した見解が得られていません。」(東大医学部グループteam nakagawa Tnakagawa.exblog.jpより)というのが最も楽観的な評価と言うこ とになる。 しかしそれでも「ICRPでは、参考レベルを1mSv-20mSvの低い部分から (可能ならできるだけ低く)設定されるべきであり、設定にあたっては、「外部 被ばく」「内部被ばく」双方による推定値がそれを下回るようにすべきです。長 期には1mSv/年が参考レベルとなります。(現在の法的な“公衆の被ばく限度” が1mSv/年です)また、参考レベル以下であっても、さらに放射線量を低減でき る余地があれば防護措置を講じるべきだとしています。」とブログに記載してい る。 ここで「可能ならできるだけ低く」という言葉が重要だ。「実行可能な限り 低く」と訳される「ALARP領域:as low as reasonably practicable」の定義を 述べているところだ。 ・ICRPは原子力産業擁護の団体で甘い基準。ECRRがよりまし これが「一般人は年間1ミリシーベルト以下」という現行基準の原理だ。 ICRPの基準自体が、実際には原子力産業が継続できるように「手心を加え た」基準であるとの批判が強く、この基準を批判しているのが、ECRR(欧 州放射線リスク委員会)だ。 少なくても現行法基準は「最悪でもこのレベルは維持すべき」防護水準であ ることを再度強調しておく。 先のゴフマンによる1万人シーベルト/年あたり4000人/年を当てはめれば、 20ミリシーベルトの環境に5万人いたら、1000人シーベルト/年となり、400人 が毎年ガンになって死亡する水準だ。 東大医学部グループもまた、20ミリシーベルトを許容したら、0.1%のリスク 上昇は避けられないとしている。それを受容しろと強要されるいわれはない。 0.1%とは、1000人に一人という水準であり、決して低くない。 ★3.「連合(労働組合の全国組織)が原子力政策を凍結 福島原発事故をうけ原発推進を中止」 連合は4月30日までに、東日本大震災の復興にむけた政策を取りまとめた。従 来の原子力政策を当面凍結することを盛り込んだ。復興財源確保では、まず政策 の優先順位や不要不急な事業の見直しを行うよう政府に要望。 税制では、どの税にどの程度の期間上乗せするかなどは今後の検討課題とした。 消費税については「社会保障の財源」(幹部)として復興財源のための税率引き上 げには慎重姿勢で、今回の取りまとめでは明示しなかった。 連合はこれまで、エネルギー政策の中で「原子力発電所の高経年化(老朽化) 対策と設備利用率向上、一定の新設増設」をうたってきたが、福島第一原発事故 を受け、地域住民の理解や合意を確保しにくいとして、事態が収拾するまで凍結。 見直しを行うとしている。(5/1茨城新聞の要約) ★4.「サクラ調査の報告書が続々到着」 宮崎、愛媛、名古屋、富山、岐阜、長野、横浜、埼玉、東京各地 サクラの花びらを調べて、環境汚染―放射能汚染-を調べる市民調査が8年目 をむかえ、各地で取り組まれました。東北・北海道の報告書は遅いようです。 6月に第8回報告書を発行する予定です。サクラ調査ネットワークより ★5.5月7日(土)原発ヤメロデモ再び!渋谷区役所前交差点14時集合。 前代未聞の超巨大デモ(雨天決行) 若者だけでなく、年配者もたくさん参加します。 4月10日の高円寺デモ-素人の乱!-の第2弾(会場が高円寺から渋谷に 変わりました)デモ出発は15:00~ 詳細はHPを参照 http://57nonukes.tumblr.com/ ─────────────────────────────── ☆電子メール(Eメール)送ります たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を発信しています。 ご希望の方はご自身のEメールアドレスと氏名をたんぽぽ舎あてに 送ってください。登録できしだい発信致します(無料)。 たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net ●携帯のアドレスへは、1回の容量が多いためか配信されない例があります。 ─────────────────────────────── たんぽぽ舎 たんぽぽ舎は、月曜~土曜- 13:00~20:00のオープンです。 日曜・休日は、お休みです。 〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797 […]

    転載情報:たんぽぽ舎です。【TMM:No1075】◆地震と原発事故情報その60◆

    たんぽぽ舎です。【TMM:No1075】 転送歓迎です ◆ 地震と原発事故情報 その60 ◆ 5つの情報をお知らせします(5月4日) 1.『台湾で1万3000人超の原発廃止デモ』 2.『インド政府、4基の原発建設計画の承認を見送り』 3.『25年後も住めぬほど放射能汚染』 4.『「結婚して子供を産みたい」と高校生』 5.『1日5500万円を浪費する「もんじゅ」の西村裁判DVD』 ★1.台湾で1万3000人超の原発廃止デモ 台湾の4都市で4月30日、福島第一原発事故を受け、原発廃止を訴える大規 模なデモや集会が行われ、合計1万3000人以上が参加した。台北には環境保護団 体など100以上の市民団体の1万人以上が集まり、東日本大震災の福島県の被災 者2人も参加、発言した。「福島の子どもたちには、故郷がこんなことになり大 人として申し訳ない。皆さんは今の美しい台湾を子どもに残せるよう行動して下 さい。私たちの犠牲を無駄にしないで」と訴えた。 デモには、交流サイト「フェイスブック」などで集まった若者や親子連れの 姿も目立ち、社会全体に原発への不安が高まってきていることをうかがわせた。 台湾では北部と南部の3カ所に計6基の原発が稼働中。北東部に2基が建設 中。福島の事故を受けて来年の総統選でも争点となりそうで、野党民主進歩党は 党員にデモへの参加を呼びかけた。 ★2.インド政府、4基の原発建設計画の承認を見送り―フクシマ事故の国民の 不安が広がって。 ・4月29日朝6:00のNHKニュースで報道された。 ★3.25年後も住めぬほど放射能汚染 旧ソ連・チェルノブイリ原発事故25年目のウクライナ ・4月26日は、チェルノブイリ原発事故25年目でした。(1986年4月26日事故 発生) この日、東京では若者たちを中心に、たんぽぽ舎も加わって、“チェルノブ イリとフクシマをくり返すな”行動が経済産業省原子力安全保安院前と、中部電 力東京支店前(浜岡原発とめよ)、東京電力前の3カ所で300人以上の参加で開か れました。昼は、福島の農民と牛2頭が東京電力に対して誠意ある謝罪と補償を 求めて座り込んだ日でもありました。(後者はテレビ、新聞で大きく報道されま した) ・原発事故=チェルノブイリ原発事故は、旧ソ連ウクライナ共和国(現在のウ クライナ)のチェルノブイリで運転していた1~4号機のうち、4号機が爆発。 有害な放射性物質が世界に広がってヨーロッパを中心にひどく汚染し、8000km離 れた日本にも放射能が飛んできました。原子力事故として最悪のレベル7とされ た。(福島原発事故も同じレベル7の最悪事故) 25年後の現在も、原発から半径30kmまでは住むことは禁止。(福島も30km圏内 は同じとなるか) 事故直後に死亡した作業員や、汚染がひどい地域では、後に、のどのガンにな る子どもたちが増えました。死亡者数については、約20万人(環境団体)、9000人 (WHO)の諸説があります。 ・「福島はチェルノブイリよりひどくない」と言われるが、しかし、福島第一 原発事故であぶない状況にある1~4号機(計4機)の放射性物質を合わせるとチ ェルノブイリの4号機(1機のみ)より多量です。東京電力ですら「放出が続くと チェルノブイリ以上になる」(見通し)と発表しています。今後が心配です。 ・原発事故の本質は、大量の死の灰(放射性物質)が放出されて土地に、空に、 海に1年365日、まきちらされ、住めない土地になることです。 もう原発をやめよう。今こそ、大きく立ち上がろう。 柳田 真 ★4.「結婚して子供を産みたい」と高校生、福島県飯舘村と川俣町より 4月30日に飯館村と川俣町で開かれた東京電力の住民説明会の様子がでていま した:高校生の女の子が「子供が産めない体になるのではないかと不安」と訴え、 東電側が「いろんな対策を取り、そうならないように努めています」と答えると、 「だったら、もっと早く避難を呼び掛けてほしかった」ときっぱり。参加者から は大きな拍手が起きた。 高校生の女の子がここまでの思いを抱えることになったのは、私たち大人の責 任です。 私は関東在住ですが、それでも放射性物質の被害を感じています。しかし、被 害者であると同時に、今の原子力政策に対して責任を持つ者でもあります。 多くの人がこの事故に興味を持ち、関わっていくように望みながら、自分ので きることをやっていきます。(Sさん) 記事全文はこちら :http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110430/dst11043023570031-n1.htm ★5.1日5500万円を浪費する・特殊原子炉「もんじゅ」の 西村裁判DVD 大震災に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。原発震災がついに起 こってしまいました。フクシマは今も放射能を出し続け、東電の工程表でも収束 まで最速で6ヶ月、年内は放射能排出は止まらないだろうという見方もあります。 大変な事態です。 私たち、もんじゅ・西村裁判を応援する会は2004年12月の第1回公判以降、原 告の西村トシ子さんを応援して参りました。 西村裁判については下記の原告ホームページをご覧下さい。 http://www.geocities.jp/shoso105/index7.html 裁判は1、2審敗訴、現在最高裁上告中です。JCO、長尾裁判同様1年以内、 遅くとも4月には決定通知が来るものと思っていました。しかし、今日まで何の 音沙汰もありません。フクシマ大事故の最中に新たな問題を起こしたくないとい う政治的判断か、ただ単に審理が長引いているのか私たちには分かりません。 私たちは原発が危険だと実証された今こそ、活断層にも近く地震の危険性の高 い地域に立地する「もんじゅ」、既存の軽水炉以上に技術的にも不安定な高速炉 「もんじゅ」、人を殺してまで運転をめざす「もんじゅ」に「NO」と言うべき と考えます。 会の最後の仕事として、「もんじゅ・西村裁判」DVDを作成いたしました。 ご覧いただければ幸いです。皆様のご支援をお願いいたします。 【もんじゅ・西村裁判DVD申込】 1枚1,000円(約21分32秒)(送料込) (振替用紙余白に「DVD購入」とご記入下さい) 郵便振替口座:00160-7-315121 もんじゅ・西村裁判を応援する会 ・たんぽぽ舎も依頼を受けて、取り扱っています。 ─────────────────────────────── ☆電子メール(Eメール)送ります たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を発信しています。 ご希望の方はご自身のEメールアドレスと氏名をたんぽぽ舎あてに 送ってください。登録できしだい発信致します(無料)。 たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net ●携帯のアドレスへは、1回の容量が多いためか配信されない例があります。 ─────────────────────────────── たんぽぽ舎 たんぽぽ舎は、月曜~土曜- 13:00~20:00のオープンです。 日曜・休日は、お休みです。 〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797 HP http://www.tanpoposya.net/

    転載情報:たんぽぽ舎です。【TMM:No1074】◆地震と原発事故情報その59◆

    たんぽぽ舎です。【TMM:No1074】 転送歓迎です ◆ 地震と原発事故情報 その59 ◆ 4つの情報をお知らせします(5月2日) 1.『5/7原発やめろデモ!!!』 2.『5/2子ども年20ミリシーベルト基準の撤回を 求める政府交渉』 3.『原発推進派のネット攻撃に対抗する―源八おじさんより』 4.『やさしい学習会・「原子力を考える」3回開催』 ★1.5月7日(土)の「原発やめろデモ!!!!!」 4月10日の高円寺反原発デモの第2弾。 より大規模になるようです。 前回が最高に元気な楽しいデモだったから お誘いしちゃいます。 14:00 渋谷区役所前交差点集合! 15:00 大規模デモ出発! (渋谷区役所前交差点→原宿駅前→表参道→青山通り →渋谷中心 部へ→109前→ハチ公前スクランブル 交差点→明治通り→渋谷区役所前交差点) またも、サウンドカーが続出!今回はDJカー2台、バン ドカー2台の計4台が出動!出演バンド、出演DJ等は […]

    転載情報:たんぽぽ舎です。【TMM:No1073】◆地震と原発事故情報その58◆

    たんぽぽ舎です。【TMM:No1073】 転送歓迎です ◆ 地震と原発事故情報 その58 ◆ 5つの情報をお知らせします(5月1日) 1.5月1日メーデー労働者・数千人と共に東電前行動 小さい赤ちゃん連れのお母さん二組も参加 2.『週刊金曜日と共催・広瀬隆講演会』に1,100人 3.『福島の子どもたちを放射能から守れ!』福島原発震災連続集会(第1回) 4.農民たちと牛の東電抗議デモ 5.お詫びと訂正 ★1.5月1日メーデー労働者・数千人と共に東電前行動 小さい赤ちゃん連れのお母さん二組も参加 5月1日(日)、10数年続けている恒例の東電前行動を多数の新しい参加者と共 に行いました。これは日比谷メーデー参加労働者が2つのコースに別れて、その 一方が東電を通ることから、都労連交流会とたんぽぽ舎が共同して毎年行ってき たものです。今年は福島第一原発の事故もあり、新しい参加者が多く加わり、50 人強で実施しました。東電本店前から離れましたが、頑張ってメーデー労働者へ のビラ配布と東電へのシュプレヒコールを続けました。多くの労働組合員が応じ てくれました。約1時間で2,000枚余りをまき終えました。最後に東電本店前へ 移動し、みんなで東電へ”もう原発やめよう!”のシュプレヒコールをして解散し ました。 ★2.『週刊金曜日と共催・広瀬隆講演会』に1,100人 4月30日(土)夕方、池袋の豊島公会堂で週刊金曜日とたんぽぽ舎共催の広瀬隆 さん講演会が行われました。1,100人の人が参加して(満員のため立ち見もかなり) 、熱心に聞き入りました。(詳細は次号にて) ★3.『福島の子どもたちを放射能から守れ!』福島原発震災連続集会(第1回) 4月30日(13:00~)水道橋の全水道会館において、上記集会が開かれました。 (主催は 原発震災復興・福島会議、福島老朽原発を考える会・福島老朽原発を 考える会・放射能測定プロジェクト) 会場は200人を超える参加者で満杯となりましたが、2時間半を超える長きにわた って、会場の心が一つになったような温かい、熱気ある集会となりました。 以下では、現地福島で丁寧な校庭の放射線測定活動も行っていらした、福島市の 原発震災復興・福島会議世話人の方のお話しをご紹介します。 1.【こどもたちが避難先から無理矢理連れ戻された】 震災後、終業式の取りやめを受け、全国に避難していた子どもたちが、突然の 「始業式」通知にやむなく福島県に戻った。この線量の中で、国が「始業式は延 期する」とさえ言ってくれれば、帰らずにすんだ子どもたちが大勢いた。無念だ。 2.【「地元」は、おかしくなっている】 県南(相対的に線量は低い)で開催予定だったスポーツ大会を、一番線量の高 い県北に移した。障害者の恒例の福島市内のイベント会場が、3.8マイクロSV /h以上であったため中止となったが、主催者の放射線に対する理解不足より、 開催できないかと市に照会したところ、「復興のシンボルになる。大いにやって くれ」と。原発震災からの復興シンボルに利用しようとする、悪意を感じる。 3.【線量被曝による、晩発性障害・確率的影響論のウソ】 放射能ヒバクは、何年たって、何人がガンになりやすいという、そういうもの ではないことは、 是非理解してほしい。現地では、子どもたちが日々、高い線 量にさらされ、全身で浴びた放射線が体をぐるぐる回っている。その過程の中で、 すでに体は全身を痛めつけられている。線量の高い地域の子どもたち30万人の体 が、今現在痛めつけられている。 4.【汚染表土除去】 郡山市で始めた汚染表土除去によって、片付けてほしいと思う親の思いと持っ てきてもらっちゃあ困るという親の思いは実は一緒だ。2日の院内交渉には、削 った土壌を持って行く。 5.【福島の人々は話せているか】 我慢に我慢を重ねてきた福島の人が、もう我慢できないと動き出したのが、今 回の20mSv問題だ。 6.【東京は現地】 皆さん、東京は現地です。政府も、内閣府も、保安院も、文科省も東京にある。 政策決定過程すべてが東京で行われていて、こうなっている。是非、東京で運動 して、福島の子どもたちを守って下さい。 次回第2回会議は5月21日。フクロウの会のブログを注目して下さい。 ★4.農民たちと牛の東電抗議デモ もう一つの4月26日(チェルノブイリ25周年)東電デモ http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110427k0000m040055000c.html 福島第1原発:福島の農民ら350人 東電へ抗議(毎日新聞より) 4月26日チェルノブイリ25周年の日、昼間にもデモがありました。夜のデモは この地震と原発事故情報に報告されていましたが、昼間には福島や北関東を中心 に農家の人たちが東電に抗議に来ています。参加者の中には今回の原発事故後に 福島県産野菜の出荷制限の知らせを聞いて翌日自殺した福島県の有機農家樽川さ んの奥様もいました。こちらも参加者350人から400人とトラックに乗った牛二頭 でした!デモの後東電の担当者に補償を求めています。主催は農民運動全国連合 会(農民連)だそうです、農民連の報告はこちらhttp://earlybirds.ddo.jp/nouminren/?p=374 ★5.地震と原発事故情報57の2の記事について、下記の方を含めご指摘を頂 きました。御礼を申し上げ、お詫びと訂正をさせて頂きます。 橘小学校HP最新記事より― ==================================== 放射線測定値の紹介について 校内で現在も測定しております放射線測定値は、今後は「学校便り」で保護者の 皆様にお知らせいたします。また、地域の方々からのご要望もあり、ホームペー ジにも同様のデータをPDFファイルで掲載することといたしました。学校便り、 ホームページの発表は毎週月曜日を予定しております。なお、現在測定をしてお ります機器は文部科学省から借りている放射線メーター「はかるくん2」です。 測定範囲は0.001μsv/h~9.999μsv/hとなっています。 【緊急情報】 2011-04-28 13:25 up! ==================================== 以下は、訂正を指摘して下さった送信者の方からの投稿を転送致します。 なお、この先生方の取り組みは大変に素晴らしいと思いました。 簡単なデータ の読み取りをやってみましたが、私たちも日常生活に役立てられるような大事な 知見をそこから得られたように思います。早速ブログでその知見を宣伝しました。 http://blog.livedoor.jp/bijiben-npp/archives/51164006.html ─────────────────────────────── ☆電子メール(Eメール)送ります たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を発信しています。 ご希望の方はご自身のEメールアドレスと氏名をたんぽぽ舎あてに 送ってください。発信します(無料)。 たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net ●携帯のアドレスへは、1回の容量が多いためか配信されない例があります。 ─────────────────────────────── たんぽぽ舎 たんぽぽ舎は、月曜~土曜- 13:00~20:00のオープンです。 日曜・休日は、お休みです。 〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797 HP http://www.tanpoposya.net/

    転載情報:たんぽぽ舎です。【TMM:No1072】◆地震と原発事故情報その57◆

    たんぽぽ舎です。【TMM:No1072】 転送歓迎です 2011年4月29日その2 ◆ 地震と原発事故情報 その57 ◆ 7つの情報をお知らせします 1.『5/2子ども年20mSvの撤回を求める政府交渉』 2.『郡山市橘小学校が独自に計測してHPで公開していた放射線量が、 文部科学省の圧力で中止-』 3.『汚染表土除去の問題で提案!! -読者から』 4.『5/1メーデー労働者と共に東電本店前行動へ』 5.『声をあげますか、それとも泣き寝入りですか』 6.『静岡・湖西市長が浜岡原発の即時停止要請』 7.『4/26経産省~東電前行動に400人以上が参加』 ★1.5月2日子ども年20ミリシーベルトの撤回を求める政府交渉 4月21日の政府交渉に続き、子どもに年20ミリシーベルト基準撤回を求める 交渉についてのお知らせです。 厚労省は保育園を管轄しています。そのため、急きょ、厚労省との交渉も入れま した。 是非、参加してください。この基準を撤回させていきましょう。 当日は、原発震災復興・福島会議からも参加されます。 ・日時 5月2日(月)場所:参議院議員会館1階講堂(300名) 詳細はこちら http://www.foejapan.org/infomation/news/110428.html ・5月2日のスケジュール ※ 昼食はすませておいてください。 11:45 参議院議員会館ロビー集合 12:15~13:15 市民の事前打ち合わせ 13:30~14:00 厚生労働省との交渉 3月28日交渉での賛同署名提出など 14:30~16:00 文科省、原子力安全委員会との交渉 ★最初に、20ミリシーベルト撤回要請書・ネット署名の提出 (グリーン・アクション/フクロウの会/美浜の会/国際環境NGO FoE Japanよ りいただいた情報の転送です) ★2.-郡山市橘小学校が独自に計測してHPで公開していた放射線量が、 文部科学省の圧力で中止- 文部科学省の基準20ミリシーベルトは早く撤回させなければならないと思って いて、本当にひどすぎます。 世界に訴えて撤回させたらどうでしょうか。(Aさん) 言論を抹殺する日本の大人、ひどすぎる日本の文部科学省、郡山市橘小学校が独 自に計測してHPで公開していた放射線量が、文部科学省の圧力で中止になりまし た。 http://www2.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=0710015&frame=weblog&type=1&column_id=297026&category_id=8032 ★3.汚染表土除去の問題で提案!! -読者から 私の弟が郡山市に住んでいます。 5項目「郡山市、校庭、園庭の表土除去へ」について市民の声を代弁したいと 思います。 昨日ニュースで流れたように、表土残土は校庭の一角に積んでいます。 ゆくゆくは市の廃棄物処分場に埋めるようです。ところが廃棄物処分場近隣住 民と学校が揉めているそうです。 処分場近隣住民は、「放射能残土を持ってこられては困る」とのことです。 私も彼らの立場なら理解できるところです。しかし学校も困っている様です。ど うしたら一番良いか???? 私の提案は「残土は東京へ」です。政府公認の残土です。安全性には問題ない のでしょう??1kgパック、30kgパックにして、まずは政府関係者、東電 にプレゼント。次に都民に1kgパックをプレゼント。校庭の残土なんか、直ぐ 処分できると思います。たんぽぽ舎で推進して戴ければ幸いです。 5/7高円寺デモの時に、「政府安全性公認 福島の残土 プレゼント」で 多少持って行こうと思います。 追伸 オウム真理教ですら、放射能物質は作らなかった。 今、海水に、土地に、当然人間に、罪もない動物また植物に多大な被害を及ぼ している原発事故。せめてオウム真理教程度の処罰を与えて欲しいものです。 (執筆者の了承を得て掲載) ★4.5月1日メーデー労働者と共に東電本店前行動への案内 5月1日(日)午前10:30~12:00の90分行動を、東電本店前で例年通りに行いま す。内容は横断幕とのぼり旗をたて、マイクとビラで「東電は原発をやめよ!」 等をメーデー参加の労働者と共に訴えます。 主催:たんぽぽ舎 ★5.「声をあげますか、それとも泣き寝入りですか」 「河野太郎公式サイト」―確実な原発の止め方 http://www.taro.org/2011/04/post-987.php 2011年4月23日 09:25 たくさんの方々にメルマガ、ブログを読んでいただき、誠にありがとうござま す。しかし、これで終わってしまっては意味がありません。 東京電力の福島第一原子力発電所が起こした事故の賠償金を国民の電力料金を 引き上げてまかなうという、政府の東京電力救済案には反対であるというインタ ーネット上のみなさんの意見を、現実の政治に反映していかなければなりません。 ではどうすればよいのか。 地元の国会議員に皆さんの意見をきちんと伝えてください。 どうやって? あなたは、あなたの選挙区で選出された国会議員がだれか知っていますか。知 らなければ調べましょう。衆議院議員と参議院議員がいるはずです。 誰かわかったら、その議員のホームページで、事務所がどこにあるかを調べて ください。場所がわかったら、訪ねていきましょう。 遠慮することはありません。そのための事務所です。 今、通常国会が開かれていますから、国会議員は平日は国会にいることが多いの で、地元の事務所に行くならば、平日なら月曜日か金曜日が狙い目です。 議員がいなくともかまいません。地元の秘書さんにしっかりと、救済されるべ きは被災者であって東電ではない。 東電が支払うべき賠償金を全国の国民の電力料金を引き上げて、国民に負担させ るのは筋違いであると指摘して、現在報道されている政府の案に、議員がはっき りと反対の声を上げることを求めてください。 そして、このことを議員に伝えるだけでなく、この件に関する議員の考えをこち らに伝えてほしいとお願いしてください。 具体的に議員がどう動いてくれるのか、それも教えていただきましょう。 事務所が遠かったりして、訪ねて行きにくいならば、電話をしましょう。電話 に出てくれた相手の名前をうかがって、同じことを伝えましょう。電話ならば、 一週間後にかけ直すので、それまでに議員の考えを聞いておいてくださいとお願 いしましょう。 メールやFAXもありますが、やはり、訪問したり電話をしたりしたほうが、 皆さんの考えをしっかりと伝えることができます。 よく、署名活動はどうでしょうかと聞かれます。集めた署名をどうするのでし ょうか。 国会への請願という手段もありますが、個々の議員には請願は伝わりません。 しかもたいていの場合、委員会で保留ということにされて、文字通りお蔵入りで す。努力の割に効果がありません。(中略) やっぱり効果的なのは、国会議員それぞれに、大勢の皆さんがきちんと それぞれのおもいを伝えることです。(中略) 声を上げますか、それとも泣き寝入りですか。 ★6.静岡・湖西市長が浜岡原発の即時停止要請 静岡県湖西市の三上元市長は21日、静岡市で開かれた県内23市長による「静 岡県市長会」の席上、中部電力に対し浜岡原発(同県御前崎市)の即時停止を求 めた。 中部電は福島第1原発事故を受け、浜岡原発の災害対策について説明するため、 静岡支店幹部らが市長会を訪問。「すでに津波による電源喪失を防ぐ対策はある が、今後さらに念を入れて防波壁などを設置する」と理解を求めた。 これに対し、三上市長は「対策を強化するのは現状の安全策が不十分だからで はないか。まず原子炉を停止してから対策をすべきだ」と訴えた。 湖西市は浜岡原発から50キロ以上離れているが、三上市長は「福島の現状を見 れば、50キロでも安心できない」として脱原発を主張。会合の後、報道陣に「今 日の説明では納得できない」と述べた。(産経新聞 4/22) ★7.4/26経産省申し入れ~東電前キャンドルナイトは400人以上が参加! 4月26日経産省申し入れ~東電前キャンドルナイトは400人以上が参加!! 報告です。 次回行動は、5月14日(土)13:30JR新橋駅SL広場集合です! http://toudenmaeaction.blogspot.com/2011/04/51413_28.html 東電前アクション」ブログ報告: http://toudenmaeaction.blogspot.com/2011/04/426_27.html 全てのスピーチやライブが見られます、生中継映像: http://www.ustream.tv/recorded/14286583 ユーチューブ映像:http://www.youtube.com/watch?v=HrbtQR6jZwM mixiニュース(日テレ報道): http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=88&__from=mixi&id=1583912 全国へのキャンドルの呼びかけ(有志): http://d.hatena.ne.jp/nmg426/20110425/1303763426 参加者のレポートです: http://islandhopping.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-b798.html http://tubuanco.tea-nifty.com/tubuantea/2011/04/post-a76d.html http://nonukesmorehearts.sblo.jp/article/44604460.html http://cosmic-alethia.at.webry.info/201104/article_51.html http://www.cyzo.com/2011/04/post_7188.html すごくきれいな写真!: http://dairoukoga.blogspot.com/2011/04/25426.html http://gkabudan.blog.so-net.ne.jp/2011-04-26 http://photomemo.jp/akira0000k/312751 ─────────────────────────────── ☆電子メール(Eメール)送ります たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を発信しています。 ご希望の方はご自身のEメールアドレスと氏名をたんぽぽ舎あてに 送ってください。発信します(無料)。 たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net ●携帯のアドレスへは、1回の容量が多いためか配信されない例があります。 ─────────────────────────────── たんぽぽ舎 たんぽぽ舎は、月曜~土曜- 13:00~20:00のオープンです。 日曜・休日は、お休みです。 〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797 HP http://www.tanpoposya.net/

    転載情報:たんぽぽ舎です。【TMM:No1071】◆地震と原発事故情報その56◆

    たんぽぽ舎です。【TMM:No1071】 転送歓迎です ◆ 地震と原発事故情報 その56 ◆ 本日放映される番組について、急ぎ、お知らせします。 タイトル:「子どもを襲う放射能の不安?学童疎開は必要か」 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1024 ============================ 文部科学省は4月19日、福島県内の子ども被ばく許容量を年間20ミリシーベ ルトに引き上げた。 これまで、一般の人の被ばく許容量は1ミリシーベルト。放射線管理区域の5ミ リシーベルトを大きく上回る数字だ。そして、市民による調査で、赤ちゃんに飲 ませる母乳からも放射性物質が検出された。福島市や郡山市といった大きな町で、 今、チェルノブイリの退避地域よりも高いレベルの放射能汚染が広がっている。 子どもたちを被ばくから守ろうと取り組むお二人をゲストに迎え、原発事故の影 響を考える。 <ゲスト> 大賀あや子さん (大熊町在住/ハイロアクション/母乳調査・母子支援ネットワーク) 阪上武さん(フクロウの会:福島老朽原発を考える会) <朝日ニュースター> http://asahi-newstar.com/web/ 4月29日(金)23時15分~放送 *再放送 4月30日(土)18時~/5月1日(日)10時~・24時/5月4日(水)11時~ <OurPlanetTV> http://www.ourplanet-tv.org 4月29日(金)23時15分配信開始 OurPlanetTVでは、<DVD>DVDもご用意しています。(1000円) お申し込み TEL:03-3296-2720/Emal:info@ourplanet-tv.org ※SHOPからもお求めいただけます http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1025 ─────────────────────────────── ☆電子メール(Eメール)送ります たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を発信しています。 ご希望の方はご自身のEメールアドレスと氏名をたんぽぽ舎あてに 送ってください。発信します(無料)。 たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net ●携帯のアドレスへは、1回の容量が多いためか配信されない例があります。 ─────────────────────────────── たんぽぽ舎 たんぽぽ舎は、月曜~土曜- 13:00~20:00のオープンです。 日曜・休日は、お休みです。 〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797 HP http://www.tanpoposya.net/

    転載情報:たんぽぽ舎です。【TMM:No1070】◆地震と原発事故情報その55◆

    たんぽぽ舎です。【TMM:No1070】 転送歓迎です ◆ 地震と原発事故情報 その55 ◆ 2つの情報をお知らせします。 1.『子どもたちを守れ-立ち上がった福島県教職員組合を応援しよう』 2.『福島県内の子どもたちを救おう』 ★1.子どもたちを守れ-立ち上がった福島県教職員組合を応援しよう 福島県教職員組合の教育委員会宛要請書と「放射線による健康被害から子ども たちを守るための具体的措置の要請」と「放射線による健康被害から子どもた ちを守る県教組声明」を送ります。 こういうときに黙っている教員ではいけないと、立ち上がった県教組を応援 しましょう。 by 山崎久隆 2011年4月26日 福島県教育委員会 教育委員長 鈴木 芳喜 様 教育長 遠藤 俊博 様 福島県教職員組合 中央執行委員長 竹中 柳一 放射線による健康被害から子どもたちを守るための具体的措置の要請 東日本大震災及び原発事故から、子どもたち及び教職員の安全確保に努力され ていることに感謝申し上げます。 文部科学省は4月19日、「学校等の校舎・校庭等の利用判断に係る暫定的考え方」 を示しました。学校現場及び保護者からは、「本当にこの基準で大丈夫なのか」 「これでは子どもたちの健康を守れない」といった不安の声が多く出されていま す。 県教組は20日「放射線による健康被害から子どもたちを守るための県教組声明」 を発し、今回の基準を直ちに撤回し、子どもの健康を第一にした安全策を示すと ともに、子どもたちの受ける線量を減らすための具体的な対策を示し早急に実施 することを訴えています。 現在、多くの子どもたちは、通常値を大きく超える放射線量の中での生活してい ます。 県教育委員会は、福島県内の学校現場の実態を直視し、文科省の示した基準より も厳しく状況を受け止め、将来にわたり、子どもたちの健康に絶対に影響がない といいきれる安全策を示し、具体的措置を早急に講ずるよう以下の点について強 く要請します。 記 1. 福島県として子どもを放射線の健康被害から守るため、より厳しい基準と、 子どもたちの受ける線量を減らすための具体的な対策を早急に示すこと。 (1) 年間20mSv、毎時3.8μSvとした文部科学省の基準を撤回するよう上申する こと。 (2) 子どもたちは、学習で土をいじり校庭を走り回ります。舞い上がった砂ぼ こりを吸い込むことは避けられません。また、転んで皮膚をすりむけば、そこに 放射性物質が付着します。このような場合の科学的データを示すこと。 子どもたちの行動を具体的に捉え、外部被ばく、内部被ばくの危険性を回避し将 来にわたる健康を守る観点から、県独自でより低い基準値を定め、子どもたちの 受ける線量を減らすための具体的な対策を早急に講ずること。 (3) 各学校毎に、専門的機関による敷地内及び通学路の詳しい放射線量の測定 と、「福島第一原発汚染マップ」同様の学校版放射線量マップを早急に作成し、 保護者・地域に公表すること。 (4) 放射線量の高い土壌の入れ替え、除染措置を行うなど、放射線量を減らす 万全の対策を講ずること。 (5) 放射線量の高い学校での授業は行わず、休校もしくは、放射線量の低い地 域への移転など、子どもたちの受ける線量を減らすため具体策を講じること。 2. 全ての学校に放射線量測定器を早急に配布すること。各学校における放射 線量測定についての統一的な測定マニュアルを示すこと。 (1) 学校版放射線量マップを基に、子どもの活動場所、及び敷地内の放射線量 が高い箇所で定時に測定し、結果を掲示し公表すること。また、積算値も公表す ること。その場合、空間線量のみならず、地面から1cmの放射線量も測定するこ と。 (2) たとえば、地面から1cmでの放射線量が3.8μSv/hを越えるホットスポット を立ち入り禁止区域とし、子どもたちが放射線を受けない対策を講じること。 3. 子どもたちを放射線による健康被害から守るため、教職員が指導し行うべ き安全対応マニュアルを早急に示すこと。 (1) 県教委がこれまでに示している、日常生活における注意事項を徹底させる こと。 (2) 放射線量の高いところでの活動は絶対行わないこと。 (3) 花壇の整備、栽培活動を行う場合は、直接土に触れないよう、全員にゴム 手袋の着用させること。 (4) 屋外活動では、内部被ばくの危険性を無くすため、マスクを着用させるこ と。 また、活動時間の制限をし、受ける線量を減らすための具体的対策を講ずること。 (5) 屋外での部活動及び体育の学習活動では、土埃の上がらないように配慮す ること、土埃が上がる状況の中では活動を中止し退避するなど、具体的な対応を 取ること。 (6) マスク及びゴム手袋等は公費で負担すること。 4. 放射線量が高くなる危険性が生じたときの対応について、明確にすること。 (1) 学校現場にすみやかな情報が送られるように、情報網を整備すること。 (2) 緊急時にすみやかな対応ができるよう、指示系統を明確にすること。 (3) 緊急時に、教職員が子どもたちに行う安全対策について明確にすること。 (4) 緊急時に、保護者との連絡、対応について明確にすること。 (5) 安全確認、学校からの退避についての判断、指示系統を明確にすること。 5. 子ども、教職員を放射能による健康被害から守るため、福島県教職員組合 との協議を継続して行うこと。また、子どもたちの安全を守るために、県教育委 員会に寄せられる意見・要望について公開し、県民が安心できる対応策について 様々な観点から専門家の意見も踏まえなから検討し具体策を講ずること。 以上 放射線による健康被害から子どもたちを守る県教組声明 福島原発の大事故以降、放射線量が極めて高い状態が続いています。私たちは、 放射線による健康被害から子どもたちを守るために、福島県教育委員会及び文部 科学省に対し、安全対策についての指針とマニュアルの提示を強く求めてきまし た。大事故から一ヶ月が経過した4月19日、ようやく文部科学省は「学校等の校 舎・校庭等の利用判断に係る暫定的考え方」を示しました。学校現場及び保護者 からは、「本当にこの基準で大丈夫なのか」「子どもたちに影響はないのか」と いった不安の声が多く出されています。 文部科学省は、原子力災害対策本部の示した「ICRP(国際放射線防護委員会)の 示す『非常事態が収束した後の一般公衆における参考レベル』1~20mSv/yを 暫定的な目安」を、一般公衆レベルのまま学校での判断基準としました。ICRPが 示している現行の規制値は1mSv/yです。これをはるかに超え、一般公衆レベルの 上限でとされる20mSv/yは、計画的避難地域を設定する基準量でもあり、放射線 業務従事者の年間平均許容量(ICRP 1990年勧告)に匹敵します。放射線に対す るリスクが大きい子どもたちにこの基準を適用することは、長年の生活の中での 累積値は相当に大きくなり、子どもたちの命と健康を守ることはできません。 また、子どもたちが校庭等で活動できる制限値を3.8μSv/h未満としていますが、 学校等の敷地内の放射線量は一定ではなく、側溝や雨樋の下、塵や木の葉などが 集まる吹きだまり、水たまりなどの窪地などは比較的高く、校庭など地面は空間 放射線量より高くなっています。子どもたちは、学習で土をいじり、校庭を走り 回ります。舞い上がった砂ぼこりを吸い込むことは避けられません。また、転ん で皮膚をすりむけば、そこに放射性物質が付着します。空間線量が3.8μSv/h未 満であっても、実際は空間線量より高い放射線を浴びることとなります。さらに、 内部被ばくの危険性もあります。 文部科学省の示した暫定基準は、子どもたちが学校生活をする上では極めて危険 な基準といわざるを得ません。文部科学省は、今回の基準を直ちに撤回し、子ど もの健康を第一にした安全策を示すべきです。また、福島県災害対策本部及び福 島県教育委員会は、子ども及び保護者が安心できるように、全ての学校施設及び 通学路において放射線量の高いところを明確にした放射線量マップを作成し、立 ち入り禁止区域を設けるなど万全の対策を講ずることを強く要求します。さらに、 子どもたちの受ける線量を減らすための具体的な対策を示し、土壌の入れ替え等 の措置を早急に講ずることを要求します。 私たちは、子どもたちを放射線による健康被害から守るため、一刻も早い原発事 故の収束と安全確認を強く求めると共に、現在の通常値を大きく超える中での子 どもたちの生活について、「直ちに健康に影響がない」というのではなく、絶対 に健康に影響がないといいきれる安全策を早急に示し実施することを強く要求す るものです。 […]

    転載情報:たんぽぽ舎です。【TMM:No1069】◆地震と原発事故情報その54◆

    たんぽぽ舎です。【TMM:No1069】 転送歓迎です ◆ 地震と原発事故情報 その54 ◆ 5つの情報をお知らせします。 1.『4/26国と中部電力と東京電力に抗議』 2.『ドイツで12万人のデモが原発を包囲- チェルノブイリとフクシマをくり返すな』 3.『国は何を知っているんだろうか・4/27公開討論会の感想』 4.『東電勝俣会長らの告訴・告発』 5.『郡山市、校庭・園庭の表土除去へ』 ★1.国(原子力安全・保安院)と中部電力(浜岡原発)と東京電力に抗議 4/26チェルノブイリ原発事故25周年に300人・新人多数 2011年4月26日チェルノブイリ25周年の日に初めて東電前アクションに参加し ました。経済産業省で有志の人たちが思いの丈を発言し、原子力安全・保安院に 抗議文を渡してから中部電力を通り、東京電力前までデモを行ないました。東電 前でたくさんの警官に見守られながらロウソクを灯し、電車の騒音に負けずに福 島や上関など現地からの報告、原発労働者の状況、原発停止のお願いなどをそれ ぞれが報告・主張しました。ほんとうに沢山の人が今回の事故に心を痛めつつ怒 りと同時にどうにかしたいと感じているのが伝わりました。個人的には女性が多 かったのが印象的に残ります。 最後はギターの演奏が入り、歌を歌って流れ解散となりました。 25年前、私は中学生で、チェルノブイリ原発事故後もどうして大人たちは原発を 止めてくれないのかと思っていました。今は私たちが止められずごめんと人を含 む次世代生物と地球に対して思っています。自分に今何が出来るかいつも考えて います。(S or O子) ★2.「大規模抗議行動 12万人のデモが原発を包囲する」-チェルノブイリと フクシマをくり返すな ドイツの12地点の原発では、先週末からの復活祭休日期間に数万人が脱原子力 を訴えてデモに参加した。延べ10万人以上が平和と反原発を訴えて街頭に繰り 出した。 ベルリン―10万人をはるかに超える人々がこの復活祭の休日に脱原子力と反戦 を訴えてデモを行った。チェルノブイリ原発事故から25周年と日本の福島での 原発事故をきっかけに行われた抗議行動には、主催者発表によればこの月曜に 12万人以上が参加した。(以下略)(ore/AFP/dpa) 映像はFNNニュースで見られます。 「チェルノブイリ原発事故から25年 ドイツ全土約60カ所の反原発集会に延べ 12万人が参加」 http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00198175.html チェルノブイリの原発事故から25年となるのを受け、ドイツでは25日、各地で 大規模な反原発集会が行われた。復活祭の休日にあわせて、ドイツ全土およそ 60カ所で行われた反原発集会には、延べ12万人が参加した。ドイツ北部のブル ンスビュッテル原子力発電所の前で行われた集会では、チェルノブイリから25 年というテーマを掲げる一方で、「フクシマ」と書かれたプラカードを持つ人 が目立ち、福島第1原発事故への関心の高さがうかがえた。集会参加者は「津 波や地震が起こる可能性は、特に日本ではいつもあるし。チェルノブイリは人 為的ミスだったが、こういったことは、どこでも起こり得る」と話した。ドイ ツ政府は、福島第1原発の事故を受け、すべての原発の安全評価を行っており、 6月に今後の原子力政策の方向性を発表する方針。(04/26 06:15)本田宏 ★3.「国は何を知っているんだろうか・4/27公開討論会の感想」 4月27日(水)、原子力安全委員会や保安院などの担当者を呼び、国会議員と市 民による「福島原発事故に関する公開質疑~事態の見通しと対応策」が開かれま した。詳細報告はやりとりの分析を経て後ほど行うこととし、とりあえずの感想 などを書きます。 結局は手探りなのだという実態が一つは見えました。心底恐ろしいことです。 保安院の前川防災課長が「本当に分からない」という言葉をなんども繰り返し ました。特に深刻なのは、1号機に水を入れ続け、図らずも格納容器内で「水の 棺桶」=「水棺」状態になっていることに対し、原子炉建屋が重量に耐えられる のか、放射性物質の放出が無いのかという問いに対し「答え」がないのです。普 通、そんなことを前提にして格納容器は設計されていませんから、水圧、重量、 あるいは余震の揺れなどで破壊される可能性は否定できない、徐々に水を入れな がら様子を見ているところと言うのです。 今の原発が置かれている状況を象徴するかの発言に、言葉を失います。 今後、水素爆発や水蒸気爆発は起こりえるのかどうかについても「起こる可能 性は相当低いのでは無いかと」考えているそうです。つまり起こりえるというこ との裏返しです。 再臨界の可能性についても同様で、一部に言われていた「物理的、原理的にあ り得ない」と言うことは一切無いことがわかりました。 3・11前に私たちと国が議論をするときは、原発や核燃料施設に関する安全 対策や安全性については、いつも「地の果てほど」の違いを感じてきたのですが、 今日はそう感じませんでした。そう、私たちの感覚と国の感覚が近づいてしまっ た。これは粉飾しようもない現実の前には、大きな「見解の相違」などがなくな っていることを意味していると思うと、国や東電と「安全体制に問題有り」と丁 々発止やり合っていた時期、もはや帰ってこない時期を懐かしくさえ感じてしま う自分がそこにはいました。 ★4.「東電勝俣会長らの告訴・告発」 イ JR西日本山崎正夫社長は、6年前の宝塚線脱線事故の責任、つまり安全担 当の役員であったとき自動列車停止装置(ATS)の整備を怠ったとして業務上過 失致死傷罪で刑事裁判にかけられている。 ロ 同様に、東京電力勝俣恒久は、社長だった時、福島第一原発1号機から4号 機の緊急炉心冷却装置(ECCS)の整備を怠り、すべてのECCSを津波によ り水浸しにさせ、チェルノブイリ事故に次ぐ最大級の事故を引き起こした。(朝 日 4月4日、6日)。 その結果、福島県や茨城県などの東日本に住む数百万人とその環境に放射能を 浴びせかけ、身体上、金銭上、精神上の苦痛を与えた。業務上過失致死傷罪であ る。 特に、原発から4キロの双葉病院では、約440人の患者のうち90人が現地 に放置され、3日間の絶食で2人が死亡した。避難した患者も移動途中で2名が 死亡した。その避難後も体調を崩し、現在まで合わせて45人が死亡したという。 (毎日 4月26日)。 ハ 北日本の太平洋側には、福島第二原発、女川原発など多数あるが、この福島 第一原発のそれも1~4号機だけが一斉に事故をおこしたことで、これらの原発 の欠陥が示される。これらの原子炉では、浸水対策のないタービン建屋の地下室 にすべてのECCS(非常用ディーゼル発電機)が設置され、そのため同時に冠 水するという共通原因で使いものにならなくなった。 ニ そこで、中越沖地震(2007)で問題となった欠陥ECCSの改修をしな かった東京電力とその改修を指示しなかった安全委員会を告訴・告発する必要が ある。 ホ 告訴・告発すべき被告は、これら欠陥ECCSの改修をしなかった当時の東 京電力社長勝俣恒久、これらECCSを改修するよう指示しなかった当時の原子 力安全委員長鈴木篤之、また事故発生後事故収束の指揮をとろうとせず、原子炉 への海水注入や使用済燃料プールへの海水の噴射など、保安院と東京電力による でたらめな行動を許し、事故収束をきわめて困難にした現安全委員長斑目春樹の 計3名とする。 ヘ ところで、この欠陥ECCSを改修しなかった理由は、この改修には高額の 費用を必要とするからである(朝日4月6日)。この安全費用を節約したことで 事故となったのであるから、この災害の賠償はすべて東京電力の負担とさせる。 料金値上げで利用者の負担としたり、国庫援助で納税者や子孫の負担とするなど は許されることではない。 ト 東京電力は、所有する一切の資産を売却し、この賠償にあてる。売る資産が 一切なくなり、たとえば所有する物件が事故を起こした福島第一原発と放射能で 使いものにならない第二原発だけになった時、東京電力は国有化され、その必要 費用は国庫負担となる。 ★5.「郡山市、校庭・園庭の表土除去へ 放射線量高い15小・中13保育所」 郡山市は、原発事故による県の放射線量調査で、数値が高かった市内の小・中 学校、保育所の校庭、園庭について、5センチ程度の表土を除去する独自の対策 を福島県内で初めて実施する。対象は、地上1センチの数値が超中学校は毎時3. 8マイクロSv、公立保育所は毎時3.0マイクロSvを超えた校庭、園庭。小学校は九 小(市内全58校)、中学校6校(全28校)、公立保育所13か所(全25か所) が該当した。(これまでの文科省の屋外活動制限の暫定基準は小学校が地上50 センチ、中学校が地上1mのの測定値3,8マイクロSv.)。 従来の基準だと、1小学校以外はいずれも基準の下回っていたが、今回、専門家 の見方を参考に、より地表に近い地点に基準を設定した。保育所の基準3.0マイ クロSvは、市が独自に決定した。作業は民間業者が重機やスコップで行い、土は 市内の河内埋立処分場の一角に埋める。放射線取扱の国家資格を持つ市環境保全 センター幹部が、現状での数値は埋設しても環境に影響がないと判断したという。 県放射線りすく管理アドバイザーを務める神谷研二広島大原爆放射線医科学研究 所長は、「半減期の長いセシウムは土の表面にたまりやすいため、表土除去は放 射線量減少に効果があるのは間違いない」と話しているとのこと。 また、今回の郡山市の動きに続き、福島市は25日、表土の除去について「有効性 に対する意見を専門家から聞いている。効果が確認できれば作業を進めたい」と している。福島市では、6か所の小・中学校と保育園、幼稚園が文科省の暫定基 準値を上回り、屋外活動制限の対象となっているという。(福島民報 2011年4 月26日) これまでの暫定基準値が、甘すぎなかったのか。基準値をわずかでも下回れば それで子供の健康被害リスクは減るのか。これまでの累積放射線量に加え、食べ 物等からの内部被ばくを考えた時、なぜもっと早く行政は子供を守ろうとしなか ったのか、様々な疑問が残る。 ─────────────────────────────── ☆電子メール(Eメール)送ります たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を発信しています。 ご希望の方はご自身のEメールアドレスと氏名をたんぽぽ舎あてに 送ってください。発信します(無料)。 たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net ●携帯のアドレスへは、1回の容量が多いためか配信されない例があります。 ─────────────────────────────── たんぽぽ舎 たんぽぽ舎は、月曜~土曜- 13:00~20:00のオープンです。 日曜・休日は、お休みです。 〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797 HP http://www.tanpoposya.net/