2011年4月16日 伊方町で聞いた声
伊方町の湊浦(みなとうら)と九町(くちょう)にチラシまきと街頭でのマイクの呼びかけの活動のため訪れた時に聞いた話です。
今までは、家の中で隠れて聞いていた町民が、福島の原発震災後、初めて訪れた「八幡浜・原発から子供を守る女の会」や
「原発さよなら四国ネットワーク」の会員に、家の外に出て積極的に言われた言葉を
「女の会」代表の斉間淳子さんがまとめて知らせてくれました。
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福島の原発事故があったのに、こんな所(九町(くちょう))にすんでいるのに、誰も見に来ない。
県の人も町の人も誰も見に来ない。あれ、すぐ見える(伊方原発ビジターハウス)のに誰も見に来ない。
来てほしい、見てほしい。毎日おそろしくておちおち寝ておれん。助けてください。(70代女性)
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子どもが原発で働いているから大きな声では言えれんけど、息子がああいう所に行かされたら命はない。
どれだけお金をもろうても命にはかえられん。どうしたらええかわからん。(60代女性)
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ああいうものはいらん。わしらは命を売った覚えはない。わしらの地区ばかりこういう不安な目にあわないけんのか。
はようのけてくれや。(70代男性)
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おそろしい。毎日おそろしゅうてならん。原発はいらんぞ。(80代男性)
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子どもだけでも助けてやりたい。伊方の子どもは生きる権利もないんか。(40代男性)
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もうあきらめとる。町は金をもろたけんな。仕方ない。私はここを(九町)を離れる気はない。どこで生きるんや。(80代女性)
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安全対策してもどうもならんということがよくわかった。避難せえ言われてもここは避難するところはないぞ。
ここで死ぬだけよ。(70代男性)
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わたしらはええけどなー。若いもんがあわれよなあ。若いもんはこれからやからな。(80代女性)
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八幡浜市と合併してほしい。「伊方」という名前消したいんよ。伊方いうだけで胸が痛い。(40代女性)
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あがいなことになったらこの辺はおわりよ。だれも「みかん」や「ワカメ」など買わん。ワシなら買わん。(50代男性)
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「安全」やいうてあれほど四電の人間は言うたやないか。原発は「安全」というから伊方に受けたんじゃないんか。
だましたんや。わしらはだまされたんや。(60代男性)
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