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    【ネットワークニュースより】「除染の現場を見て・・」

    震災からまる3年です。
    原発事故の後、強制的に非難させられた人々は、「すぐ帰れる」と思っていました。でも、そうではなかった。
    そのまま帰れなかった家、つながれたままのペットたち、餓死する家畜。
    原発事故の収拾もつかないのに、まだ増設や、再稼動を、「しなければ」的に宣伝され、進められるこの国っていったい...
    ネットワークニュースより、福島へ除染作業に行った方の体験文を抜粋しました。

    私が最初に福島へ行ったのは普通の観光が目的でした。ただ地震による被害状況を自分の目で確かめたいとも思っていました。それが、現地で目にしたものは、想像以上に悲惨な光景でした。立ち入り禁止ぎりぎりの所で目にした物は、道路端や田畑に、何段も山積みされた除染土の山でした。津波による荒れはてた残骸、誰もいない家屋、学校、町・・・
    一度松山に帰り除染作業員として郡山へ入りました。現場作業の実態を知りたかったのです。一般家庭からの放射性ゴミ、使った手袋類の一番都合の良い捨て場所は、学校のグランドや公園でした。広く人の出入りのないところへ隠してしまうと言う感じです。
    コンクリート部分を洗った汚染水は、郡山では回収し薬品の中を通して下水処理場へ持っていく工程が、実際には夜になってから山へ捨てるようでした。道路脇は下から2mまでを草刈りして、シート状の物を貼り、芝を植えるのです。雨が降れば山の上から汚染水が流れ落ちてくる。あまり意味がない様な作業に大手ゼネコンが「除染作業」の名の下に高単価で請け負い、実際には6次、7次請負の安賃金で作業をする。いつも問題になる構図です。
    当日まで何処へ行くのかわからない作業現場へ様々な会社の作業員や、車、ダンプ、だれも責任を取らないで済む状態での作業、到底まともな除染ができるとは思えません。けれど報道では、87%の除染が終了した等、遠く離れた愛媛で直接被害を受けていない私達には、除染も大分進んでいると勘違いしてしまう。
    また、福島の人たちの内面の問題として、福島県全体で一致団結できない事です。地域によって保証額が大きく違い、ねたみや陰口が横行しているのです。実際に聞いた話ですが、一時金の300万円で母親が遊びまわり家庭崩壊し離婚した夫妻、普通では考えられないことが原発により起っているのです。
    一番安いと言いながら、一番高いエネルギーとなってしまう原子力発電。こんなにも科学が発達した現代においてもなお、処理できない核のゴミをこれ以上増やしてはならない。いつ起こるかわからない原発事故が愛媛にひかえています
    「せめて廃炉に!」
    そればかりを願う毎日です。

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