「チョルノブィリの火 Fire of Chornobyl -勇気と痛みの書」 ヴァスイリ シクリャル&ムィコラ シバコヴァトィー著 1998年出版 (412ページ)
河田いこひ訳 2011年1月30日発行 1冊3000円
チョルノブィリ原発事故の後始末に携わった消防士たちに関するもっとも完全な出版物と紹介されています。
「チョルノブィリ」は、ウクライナ語だそうです。原文は事後処理作業にあたった消防士や医師の証言を中心に、事故処理とその後の経過、旧ソ連のロシア語文書、文学作品や絵画、370枚の写真によって構成されており、原発内のその後の数々の重大事故や、放射能汚染、ウクライナ全州から参加した総合部隊、さらに石棺建造のことにも触れています。最後37ページを埋め尽くす事故処理作業に携わった方たちのリストに圧倒されます。
訳者の河田さんは、この本を日本語訳するために、ウクライナ語の勉強を始めて、5年かかって私版として、自費出版されたそうです。
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