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    愛媛県と四国電力に要請書提出

    みなさま

     17日に添付の要請書を持っていってきました。
    九州の於保さんのアドバイス、福島の宇野さんのエールを頂き
    大阪の島田さんにも「強い意気込みを示すことがことが大事!」と励まされ
    勇気凛凛で行ってきました!
     ありがとうございました。

    出席者の皆さま、お疲れ様でした。
    メモを見ながらまだらな記憶力で報告しますので、間違いや欠落があればお知らせください。

    要請書を添付しました。
    伊方原発反対八西連絡協議会の近藤誠さんが原案を書いてくださいました。

     私達は、大人11人、子供2人の計13人でした。 
    愛媛県側は、原子力安全対策推進監の山口道夫氏(国の安全・保安院から出向、
    県の原子力政策トップ)と環境政策課職員2人。(浮田氏ともう1人の若手)
     すべて山口氏の返答です。

     1の定期検査間隔延長について
       安全性の確保を前提として国の認可によって行われること。
       法的には県の認可は必要ない。
       まだ四電から延長の申し入れがないので、あった時点で検討する。
       東北電力の東通原発で、わが国初の延長手続きに入っている。
     
    ○四電の意向がこれほど報道されているのに、言ってきたら考えるというのはおかしい。
     老朽化が進んでいる伊方原発、さまざまな事故や不祥事が起きている。
     設計にないプルサーマルも始まっている。
     四電が申し入れてくる前に、「定検間隔延長は認められない」という姿勢を示すべきだ。
     伊方町や隣町八幡浜の住民の中に不安が広がっている。
     毎日、原発の不安におびえながら生活をしているのに、さらに危険が増すと。
     

      2、伊方3号炉高燃焼度燃料の放射能漏れ    
        まだ四国電力から原因究明の報告はいただいていない。
       ガドリ二ア入りのもの、古いものは使わない。
        L形のコーナー部が問題の個所であると思うが…(このところよく聞き取れませんでした)
       まだ燃料集合体が高い放射線を出しているので近づけない。だから照射後試験はまだだ。

     ○原因究明の出来ないまま動かし続けるのはおかしいではないか。
      即刻止めるべき。

      3、玄海3号のプルサーマル停止について
        この件に関しては報道でしか知らない。
       九電では燃料集合体193本を1体ずつ検査すると言っている。
       まだどの燃料棒か分かっていない。
        今まで(国内で)漏えいがあったのは長い間使ったものに多いので
       可能性が高いのは、ウラン燃料だと思う。
       MOX燃料はまだ1サイクルしか使っていないから可能性は低い。
        愛媛県としては、この事が直ちに伊方3号に展開されるとは思っていない。
        ペレットの問題ではなく、被覆管の問題。
       一次冷却水中にヨウ素があるのは普通のこと。
       規定値よりはるかに少ない量の漏えいである。
       伊方原発では週一回定期的にヨウ素濃度を測っているが異常はない。
       九電の原因究明を注視したい。
        直ちに対応する考えはない。

      ○私達は、「直ちに」という今現在のことを問題にしているのではない。
       これから何が起きるか、また私達の次の世代の人たちのことを心配している。
       異常が起きなければ何もせず、注視だけしているのか。
       玄海3号はヨウ素濃度を週4回調べている。それほど危険な状態であるということではないか。
       (びっくりした表情で、山口、浮田両氏がこそこそ話していたがこれに対しては答えず)
       
      では、一体どのようになったら停止するのか。
      ■伊方3号炉のヨウ素濃度を見て異常があれば止める。
      
      ○どの状態を異常というのか。
      ■仮定の議論にはお答えしづらい。

      ○関西電力がメロックス社のMOX燃料を不合格にして使わなかったものと
       玄海や伊方で使っているものは同じか。
      ■他電力のことは存じ上げないが
        あれは、品質確保のため、関西電力の自主検査で不合格になったということ。
        四国電力の基準値では大丈夫だった。

      ○おかしいではないか。
       では、関西電力に何故不合格にしたのか聞いたか。
      ■聞いていない。基準値がどうなっているか知らない。

      ○なぜそのように呑気でいられるのか。
       品質管理のため関西電力が×だったものを、四電が大丈夫というのはおかしいではないか。
      ■国が安産性を認めた。

      ○許可を与えたのは県ではないか。問い合わせもしないとはどういうことか。
        四電や国に責任を押し付けるな。
       せめて玄海プルサーマル停止の検査結果が出るまで伊方原発プルサーマルを止めよ。
        安全第一に原発を運転すると言いながら、この姿勢はおかしい。

      ○山口さんは、近い将来(東京に)帰っていくとはいえ、現在は県の原発政策のトップである。
        私達は、山口さんに頼るしかない。山口さんに期待していいのではないのか。
        山口さんでなければ、原発から安全に守ってもらうのはだれに頼ればいいのか。
        新しい知事はまだ原発のことに詳しくないであろう。
        県民のいのちの立場に立って早めに手を打つのがあなたの仕事。
        四電のスポークスマンになるのではなく、原子力安全対策推進監の職責を全うしてほしい。
     
       ■・・・・・・・・・・・・・・・。

        マスコミは数社来ていました。
      当日 NHKの四国版ニュースで夕方6時40分頃、この様子が簡単な説明の中で流されました。
       「八幡浜・原発から子供を守る女の会」の斉間淳子さんが、
      「玄海プルサーマル停止した。真相が究明されるまで伊方プルサーマル止めて欲しい。
        子どもたちやふるさとを守りたい。」とインタビューに答える場面が写されました。

     18日の愛媛新聞では、当日開かれた県議会「環境委員会」で阿部悦子県議がこれらのことを追及したことの紹介と
     市民団体が要望書を提出したとをセットにして書かれていました。

     その後行った四国電力松山支店、
      四国電力 原子力本部 愛媛原子力総合対策室 副室長 山本 由氏
             原子力総合対策室リーダー 芝氏(すみません、前には間違えて柴と書いて)
             総務部広報課長 村上良太氏   の対応でした。

      時間がなくてゆっくり話し合いができませんでした。

     ▲ 現在ヨウ素濃度は大丈夫です。安心してください。
      昨年からの放射能漏れは試験中。いつ結果が出るかわからない。
      定期検査間隔延長はまだ検討中で、発表していない。
      計算式の誤入力、保安院へ提出した1号炉、2号炉の耐震安全性中間報告データーの誤り、
      首藤バルブ検査データ捏造に関しては、反省しています。
        しかし、これらは誤差が少なく、国も了解しています。
       機能には関係しないので大丈夫です。
      バルブは計画的に替えます。いつまでとは言えません。
     
    ○昨年、高燃焼度燃料のヨウ素漏えいのとき、定期検査まで待って検査した。
      もし玄海のように今度漏れたらすぐ止めるのか。

     ▲仮定には答えられない。
     

    5時20分、がらがらと四国電力松山支店シャッターが下り始めた玄関先で
    にこやかな様子で見送りにこられた芝氏曰く
     「私もここを出れば一人の同じ人間です。」
     「はあ・・・・・」
     「ですから、一人の人間として危険なことなどするわけがありませんから安心してください。」

    何と答えればよかったのでしょう。
    とんちの天才の松尾さんでさえ返答できませんでした!!

    参加したくてもできなかった方たちに知らせるために、
    長い報告になってしまい失礼しました。

        大野恭子

    2 comments to 愛媛県と四国電力に要請書提出

    • ご苦労様でした。四国電力は、伊方3号炉高燃焼度燃料の放射能漏れについて、住民に説明責任を果たしていないのですね。

      これでは、いつ、何が起こっても、住民は知らないまま内部被曝することになります。

      伊方周辺の海では、骨の曲がった魚が観察されると「原子力情報資料室」の冊子で読みました。浦戸湾を守る会では、かつて、パイプ工場が垂れ流す廃液公害の問題を指摘するため、
      骨の曲がった魚の標本を写真で保存していました。伊方周辺の魚の映像はありませんか?

      柏崎刈羽の新潟沖地震後の放射能漏れは、桜の花びらの奇形で証明されました。伊方原発でも、そのような資料の収集が必要不可欠だと思うのですが、いかがでしょうか?

      • 大野恭子

        コメントをありがとうございました。
         実は伊方の海でも1981年9月から翌年2月にかけて魚の大量死が発生。原発立地地点を中心に沿岸60kmに渡る海域で60種類以上の魚が大量に死に続いたといいます。それからも7回ありました。
         今は休刊中の「南海日日新聞」(八幡浜)の社主であられた故斉間満さんの著書「原発の来た町ー原発はこうして建てられたー伊方原発の30年」(南海日日新聞社発行)に、その時の様子や、目玉の飛び出たウマズラハギの写真が載っています。
         県の御用学者の調査で、原発との因果関係は否定されましたが。
         おっしゃるように、今そうした資料をきちんと収集し保存し、活用すべきですね。ただ問題なのは、伊方町や隣町の八幡浜市は、「漁業とみかんの町」なので、地元の方々は風評被害を恐れており、現在異常な魚が見つかってもなかなか公表されないだろうということです。
         「磯津若人会」という伊方原発訴訟の原告になられた漁師の方々が長年、原発沖の海底砂の採取をし調査、自然界にない放射能「コバルト60」を検出された事実もあります。
         ご提案頂いたことありがたく、改めて今後の活動の中で取り組んでいきたいと思います。
         

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