3・11東京電力福島第一原子力発電所事故によって、
大量の放射能が日本中に世界中にばらまかれてしまいました。
今、私たちは『放射線被曝』への不安を抱えながら、生活しています。
特に、成長期で細胞分裂が盛んな子どもたちへの影響は計り知れず、脱原発への取り組みと同時に、
日々の暮らしの中でどうやって『放射線被曝』から子どもを守るのかについて、
少しでも理解を深める必要があります。
汚染は徐々に食べ物へも広がって、暫定的に基準値を上げる事態をむかえています。
そこで、このやっかいな放射能について、正しい情報を得たいと思い、
医学博士で、元放射線医学総合研究所主任研究官である崎山比早子さんの学習会を開催することとしました。
子育て中のお母さん、お父さん、放射能について素朴な疑問を出し合ってみませんか。
と き:2011年10月10日(月・祝)13:30~16:00
ところ:松山市男女共同参画推進センター・コムズ 視聴覚室A・B
講 師:崎山比早子さん
お 話:『放射線被曝』から子どもたちを守るために私たちができることは?
資料代:200円
<崎山比早子さんのプロフィール>
医学博士、元放射線医学総合研究所主任研究員。マサチューセッツ工科大学研究員を経て現在高木学校所属。
(高木学校:故高木仁三郎が市民科学者を育てるために創った学校)放射線被ばく研究の第一人者。震災後の5 月20 日、衆議院特別委員会で参考人として「放射線の健康への影響について」の意見を陳述。
託児あり:要予約 子ども1人につき300円
主催:『放射線被曝』から子どもたちを守るための緊急学習会inまつやま実行委員会
<問い合わせ先> 生き活き政治ネット 松山市衣山2-4-47 ℡089-924-2485
※チラシはこちらから⇒崎山さんチラシ
講演後の質疑応答の中で
「(前略)老人施設などでフクシマの食べ物を給食に使えばいいのではないかと思うのですが、
崎山先生はどう思われますか?」
という質問が出た。
講師の崎山比早子さん(高木学校ボランティアスタッフ・医学博士)の回答は、
「年寄りだから放射能に汚染されたものを食べてもよいというものではない。
放射能を取りこむと細胞を破壊して老齢化を加速させる。つまり、
寿命が縮むというデータが出ている。免疫力も下がる。
私たちがするべきことは、除染を進めるとか、放射能に汚染された食品を食べるとかよりも、
まず地域の中でそういったことを拒否し、汚染された地に住んでいる人たちを避難させよと声をあげること、
選挙で立候補者に、「原発賛成か、反対か」を聞き、賛成する人は当選させないということだと思う。
もとを断たねば駄目でしょう。 」
だった。
専門家らしいとてもわかりやすいお話しでよかったし、
情緒的な、反対しにくい意見にも何らぶれることなく返答され、
改めて、政府の「除染して住み続けよ」キャンペーンを鋭く批判されよかった。
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参加された方から、こんな感想をいただきました。